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特殊勤務手当②

012年8月21日(火) はれ・一時あめ

 訃報です。 過日のブログに描きましたが、「K病院」で闘病生活をしていたHさんがお亡くなりになりました。70歳代でした。Hさんは、私にとっては「恩師」とも言うべき存在で、市会議員に立候補する以前からの「親友」でした。残念でなりません。
 在りし日のHさんを想い、今は心からご冥福をお祈りします。安らかにお眠りください。
 

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 昨日の視察・聞き取りの報告です。 

DSCF2108.jpg            ● 奈良市の火葬場外観

【火葬場】
 奈良市の「火葬場」。現在火葬炉は8炉。そこで働く職員は8名です(正規職員2名、嘱託職員3名、再任用1人、臨時職員2名)。1日4名体制で”仕事”をしています。
 8炉ありますが、施設・設備も老朽化しており1日に火葬できるのは8体が限度(火葬した後、3時間は熱を取るために必要なため)。昨日、視察に行ったときは8炉がすべて稼働中のため、「昼食も取れない」状態でした。
 「火葬する場合、特に神経を使うのが、”煙”を出さないようにする事。遺骨を出来るだけきれいな形で遺族の方に」と言います。
 通常、みることができない「火葬炉」の裏側をみることができました。
 「1000℃ほどの高温で火葬するのですが、火の管理は熟練が要ります。火葬の最初、途中など”状態”をみながらの調節。また、酸素を取り入れる小窓の調整など」があることも初めて知りました。

DSCF2110.jpg            ● 火葬炉を裏から見ました

 「心臓ペースメーカーなどが埋め込まれている場合は、必ず”爆発”するのです。また、”腹水”などがたまっていた場合、”油脂が飛び散る”ことも。自治体によっては、ドライアイスはダメなところもありますが、奈良市はそこまで言っていません。それだけに”温度調節”が難しい」との職員の話。

 また、一日8遺体しか火葬できないので、3遺体まで隣接する”安置所”に。
 良心的な「葬儀業者はドライアイスの交換・追加などしてくれますが、なかには、そのまま”安置”する場合も。夏の時期などは大変です」とのことも。

 施設の新規建設の問題も当然ですが、そこで働く職員への処遇も気になります。
 なくてはならない施設だし、ご苦労かけている職員。

 「奈良市特殊勤務手当検討委員会」の「提言」では、「火夫としてして採用された職員による当該業務が、その職に求められる範囲を超えているとは言えず、1日1000円の”手当”は廃止」となっていますが、検討委員の方も現場を観ることなく(市長も就任以来1度だけ『挨拶』にきた程度)、ましてや、採用された時点(「納得して従事している」と言うが、その時点でも「手当の支給」が”採用条件”)のことも考えれば、納得できない気持ちになります。

 ある職員は「『行旅死亡人処理手当(1件1500円)』が”存続”とされているのに、納得できない。差別ではないか」と語気を強めます。
    
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DSCF2111.jpg            ● 消防局での聞き取り

【消防局】
①「危険手当」(消防業務に従事する消防吏員を対象=日額250円)。
②「消防技術手当」(「はしご車」など大型車を運転する「大型免許」などを所持する方等を対象=1回100円~150円)
③「救助手当」(救助作業・訓練に従事した吏員を対象=1回150円)。
④「救急手当」(救急業務に従事した吏員を対象=1件100円~510円)。
⑤「水火災出動手当」(水火災現場に出動した消防吏員を対象=1件150円)。
⑥「消防調査手当」(火災原因調査に従事した消防吏員を対象=1件100円)。
⑦「消防夜間業務手当」(夜間に通信・受付等の業務に従事した消防吏員を対象=1回300円)。
⑧「年末年始勤務手当」(日額7900円)
 の「特殊勤務手当」のあり方が対象になっています。

 「奈良市特殊勤務手当検討委員会」の「提言では」「②技術手当、⑦消防夜間業務手当、⑧年末年始勤務手当の三つが”廃止”。他は”見直し”」とされました。

 ここで、【豆知識】・・・・・。
 憲法28条は労働者の団結権を認めています。1950年に制定された地方公務員法では警察職員とともに、消防職員の団結権を禁止(第52条5項)しています。この規定は「消防と警察は同じ」という戦前の考えをもとにつくられました。
 その後、国際労働機関(ILO)の条約批准(65年、79年)とともに、日本の労働組合の主張のもと、95年に「地方公務員法は改正しないが、『消防職員委員会』を設置する」としました。日本共産党は、「消防職員の声を行政に反映する点で一歩前進」と評価しています。

 さて、消防局の幹部によれば、「消防局の各種手当は30年以上も前から支給されてきた。消防という仕事は”待ち”(待機)がほとんど。その関係上、日々の訓練と精神的緊張は想像をはるかに越える。また、火災現場、救急車や消防自動車で”赤信号”の交差点に進入するときの”緊張感”は言葉に出来ない。」と話します。
 さらに、「大型免許取得(はしご車等の運転に欠かせない)など、10年前は”補助”をしていたが、今は自費で取得(経費削減のため)しなければならない。免許を持つ職員が減少する危惧もある」とつづきます。

 「消防職員委員会の”声”も聞きながら、独自で”見直し案”を策定した」という消防局。
 その内容は、「”おおむね”常時支給」であった手当を「出動時・実働業務支給」に変更し、一定の”増額”を図ろうとするものでした。(※しかし、市長の9月議会での提案はどうなるか不明)

 現場に足を運び、実態も見るとともに、「声」も聞く。大切なことですが、「奈良市特殊勤務手当検討委員会」の委員は、消防局にもこられなかったようです。

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【環境部】
 環境部を対象とする「特殊勤務手当」は「動物死体収集作業手当」(動物死体収集作業に従事した職員を対象=1日800円)、「廃棄物等現場指導業務手当」(集めたゴミをいったん広げ、“分別が出来ているか”等確認する作業=日額500円)を除く「清掃勤務手当」(日額250円)、「し尿処理作業手当」など9種類の「手当」がすべて「全廃」と「提言」されています。(9種類の手当は、環境部全体であり、職員がすべて対象になっているわけではありません)。
 手当ての多くは「不快」「汚い」「危険」などを伴う業務に対するものであり、数十年来「労働組合」と合意し培ってきたものです(それ以前は“現金”で日々支払われていたらしい=幹部の話)。
鍵田市長時代に「奈良市は観光の街。奈良に来ていただいた方に、朝からゴミを見せるわけには行かない」として、特に「早朝収集」に力をいれて来ました(一方では、他の市町村と比して3倍ものスピードで収集するため、午前中に終了することが多く、心無い職員による『中抜け』などが起こったみたいですが)。
そして、ステップ乗車(走行中、ごみ収集車=パッカー車の後ろにつかまって移動)が厳しく指摘される中で、収集車の前後左右を走りながら「とにかく速く収集して“きれいな街”を目指そう」とがんばってきた=環境部幹部。「手当」支給は、そんな業務への励みでもあったと言います。
 「年末年始勤務手当」にせよ「過重手当」にせよ、それが「廃止」されることで、職員も「それならそれで“通常の業務”だけになる可能性があるとのことでした(「仮にそうなれば、3日もしないうちに、奈良市は“ゴミの街”と化すでしょう」と環境部幹部は話します)。
 市長は「7時30分から4時までの勤務時間内にできるはず」というが、今でも少し遅くなると(お昼頃になると)『ゴミ収集、なぜ遅い。』『どうなっている』と苦情・怒りの電話がひっきりなしに入るといいます。
 環境部では、「まず『生ゴミ』(悪臭の原因になる)を優先的に集め、大型ゴミ等を後回しにするなど工夫をしていますが“その日のうちに『回収』”しなければならない、翌日に回すことが出来ないものなのに、職員の苦労や、現場で頑張っている者に心が寄り添っているとは感じられない」と顔を曇らせます。
 市長は「従業員労働組合」との“話し合いの席”(団体交渉)にはつくが、「誠意を持った姿勢」というポーズをとっているだけというのが大方の見方です。
 いづれにせよ、市民の理解・協力が得られるような環境部の業務見直しと切り離しての「手当全廃」には賛成できないと感じました。

 長文をお読みいただきありがとうございます。
 近々に、日本共産党の政策「民主的自治体労働者論」について紹介したいと思います。

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   きょうの潮流   

 住宅街の坂道で夕方、すぐわきを後ろから大きなトンボがスイーっと追い越していきました。オニヤンマです。国内最大のトンボとあって風格があります。数十メートル先でUターンして戻って来ます。この季節、メスを探すパトロールだそうです。
 ● 赤とんぼ 赤とんぼ
 昨日付の科学欄に、赤トンボがなぜ赤くなるのかがわかったという研究が載っていました。赤トンボといわれる仲間で、赤く色づくのは成熟した雄だけ。雄の体内の色素が変化することで、赤くなるというのです。雌は黄色のまま。
 色が変わることで雄の存在を雌にアピールする働きがあるのは以前から言われていたそうです。今回の研究結果では、それとは別に、日なたにとどまって縄張りをつくる雄が紫外線から自分の体を守る働きをしているかもと。
 日本はトンボの国だという人がいます。世界でトンボは5800種以上知られており、そのうち日本では200種余りが記録されています。弥生時代の銅鐸(どうたく)にも描かれているくらい、古くから身近な昆虫です。
辞書 ●「和漢三才図会」の一部
 江戸時代の医師、寺島良安(りょうあん)が著した『和漢三才図会』は約300年前の百科事典。そこには「みな六足四翼で頭は大きくて眼はとび出ており」(口語訳、平凡社の東洋文庫)とトンボを説明。「小児は雌を糸につないで雄を釣ってあそぶ」とまで書いています。
 空に舞う群れを見上げて、トンボ採りに夢中だったことがあります。でも、トンボの色の理由について考えたことは、これまでありませんでした。トンボを見る目も変わってきます。
            
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    直近の予定

 8月22日(水)・日本共産党奈良県地方議員一泊研修~23日まで
   24日(金)・議会制度検討特別委員会
   26日(日)・奈良県日本共産党後援会総会
   27日(月)・市会議員団総会
   28日(火)・9月議会内示会(提出予定案件の説明)
 9月 4日(火)・9月議会開会
 
      ■ メールのアドレスが変わりました。
          以下まで、よろしくお願いします。
          oka8nara@yahoo.co.jp


        赤旗申し込み
    お申し込みは、松岡かつひこまで。
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プロフィール

松岡かつひこ

Author:松岡かつひこ
1954年和歌山県生まれ。高校卒業後、証券会社に勤務。日本共産党奈良県委員・同奈良地区常任委員。99年に奈良市議に初当選、4期目。日本共産党奈良市会議員団副団長。議会運営委員、厚生消防委員。議会改革推進委員。妻・長男。

■ 連絡先
〒631-0033
奈良市あやめ池南7丁目564-62
電話 0742-48-8188

■メール送信先が変わりました
oka8nara@yahoo.co.jp

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